鹿児島へ修学旅行に行きました ~小学6年生
小学校6年生が待ちに待った修学旅行。11月5日から2泊3日で鹿児島へ行きました。
◆1日目
学校に集合した子どもたちは、お見送りに駆けつけて下さったご家族へ出発のご挨拶をし、みんなでバスに乗り込みました。まず旅の安全を願いロザリオのお祈りから。バス内では、今回の旅で見るものや宿泊先などのお話しをしたり、鹿児島クイズをしたりしました。さすが6年生、知的ですね!気が付けば「桜島」が眼前に、鹿児島に到着です。
まず仙厳園に行きました。ここは、島津斉彬の別邸で、桜島がとてもきれいに見えるお庭です。その中には、大砲を作るための溶解炉があったり、ガス灯の開発をしていたり斉彬が早くから大きな視野で物事を見ていたことが分かります。
次に向かったのは、ザビエル上陸の地。「われは海の子」の碑もあり、みんなで合唱!ここから見える桜島はとても美しく、ザビエルもこのような景色を見ていたのでしょう。
その後、鹿児島カテドラルへ。この教会は、ザビエルが乗ってきた船をイメージして作られています。中は、青と赤のステンドグラスでとても美しかったです。
そして、3日間お世話になる中原別荘さんに到着。温泉に入り、今日の疲れを癒し、おいしいご飯をいただき元気モリモリになりました。続くレクリエーションをみんなで満喫…。
◆2日目
6時に早起きして、希望者は昨日見学した鹿児島カテドラル・ザビエル教会へごミサに行きました。神父様から祝福を頂くことができました。帰ってきてから、朝食をモリモリ食べて出発。
まずは、城山展望台へ。西南戦争の最後の戦いの場所で、西郷さんが囲碁をしたと言われる洞窟や終焉の地があります。ガイドの川野さんの分かりやすい説明に、当時への思いを馳せながら聞いていました。展望台からは、美しい桜島と錦江湾、鹿児島市街地を一望。
次は、ふるさと維新館へ。西郷隆盛、大久保利通など激動の時代を生きた薩摩藩の人達の歴史満載です。社会では、これから幕末や明治の歴史を勉強するので、興味が深まったことでしょう。
そして、「知覧特攻平和会館」へ。道中、知覧の長閑な風景を目に、特攻隊として出陣した若者たち一人一人の命のドラマがあったことに胸が苦しくなりました。平和会館の中には、特攻隊員の方々の写真、遺書、遺品がたくさん展示されていました。遺書には、お母さんや兄弟などにあてた手紙も多く、最後の言葉に家族への感謝や思いがつづられていました。今のように普通の若者が、普通に笑って生活できる平和な世界がいつまでも続きますように。子ども達も、たくさんのことを感じてくれていたら嬉しいです。
さて、しっかり勉強した後は、昼食。鹿児島名物の「鶏飯」を美味しく頂きました。養護老人ホーム「喜入園」さんへ。今回、近くでお話することはできませんでしたが、3曲歌を聞いてもらいました。歌をうたっていると、おじいちゃんおばあちゃんが笑顔になってくれ、とても嬉しかったです。温かい交流の時を過ごすことができました。
最後に向かったのは、楽しみにしていた「平川動物園」。ホワイトタイガーやコアラ、オオカミや黒ひょうなど、たくさんの動物に会えました。ホテルに戻って、温泉、食事、そしてレクリエーションをして楽しんだ2日目でした。
◆3日目 最終日
お世話になった中原別荘さんにお礼を伝え、桜島へ。フェリーは、外の風がとても気持ち良く、桜島が眼前に迫ると、自然の大きさを感じました。火山灰も採取しました。
最後にお土産を買って、長崎へ。帰りのバスの中でも元気いっぱいな6年生。本当にたくさんの良い経験をすることができた2泊3日。お世話になりました皆様方、温かいご協力をありがとうございました。