平和の集いが行われました
長崎に一発の原子爆弾が投下されてから、77年目の8月9日を迎えました。小学校1年生から4年生までの1st ステージでは、末永浩さんにご来校いただき、被爆体験のお話をお聞きしました。
当時、小学校4年生だった末永さん。疎開先の諫早で見たことや感じたこと、更に、長崎市内にいらっしゃったお母さまや妹さんたち、友だちや近所の方々が8月9日にどのような体験をしたのかについて、紙芝居や写真を交えて分かりやすくお話下さいました。
同じ年頃の子どもたちが戦争中に苦しい思い、悲しい思いをしたり、一生懸命生きたことへの思いを巡らせながら、みじょ娘さんたちは真剣に語り部さんのお話に耳を傾けていました。
今を生きる私たちが平和のためにできることの一つ、「語り継いでいくこと」を大切にしていきましょう。
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2nd・3rdステージ(小学5年生~中学3年生)では、被爆者の池田松義さんのお話をお聴きしました。
池田さんは、7歳の時に爆心地から700mの場所で被爆されました。当時の生活の様子だけでなく、放射線の影響や、原爆投下に至った経緯なども詳しくお話して頂きました。子どもたちからは、当時の生活の詳しい様子や現在のウクライナとロシアについてどのように思うかなどの質問が出され、意見交換をしました。
私たちが日頃当然のようにしている衣食住は、世界中の人々ができているわけではないことを想い、感謝を忘れないことが大切。平和な世界をつくっていくために、私たちそれぞれの立場でできることがあるということもお話いただきました。
「平和へのバトン」を繋いでいけるよう、事実を学び、受け入れ、考え、発信していきましょう。
中学3年生と小学6年生の代表の子どもたちは、爆心地近くの平和公園で行われた平和祈念式典に参列しました。
原爆投下の時間には、戦争で亡くなられた方々のため、平和のために、子どもたちが心を合わせ黙とうを捧げました。
そして、また今年も、精道の子どもたちが数年前に描いたキッズゲルニカの大きな絵が校舎に掲げられました。
暑い中、子どもたちに貴重な体験のお話をして下さいました末永先生と池田先生、心よりありがとうございました。