アートのバスツアーin 九州大学博物館
8月6日、26日に九州大学総合研究博物館(福岡市)へバスツアーに行きました。
小・中学生、保護者そして卒業生の希望者が参加した今回のツアーは、本校の図工・アートクラブ担当で、九州大学博物館の専門研究員でもある田中裕美先生と博物館スタッフの企画により実現しました。
93年前に建てられた旧工学部本館は、国の登録有形文化財として登録された歴史的建築物で、玄関の装飾や壁面などいたるところ、雰囲気のある造りとなっています。そこに博物館が入っており、昆虫や植物、大きなアンモナイトなどの化石、骨格標本、歴史的な道具類など、多様な展示物が各部屋に展示されています。
私たちは、大学院生のお兄さんやお姉さんたちの案内のもとグループに分かれて午前中バックヤードツアー、午後はワークショップに参加しました。ウシやウマの骨や綺麗な色の鉱石などこんなに間近で見ることは初めてで、もっと観たい!と思いながら1階から4階まであれやこれや話したりしながら観てまわりました。
以前は他の大学施設もこの構内にありましたが、現在は博物館以外は全て新キャンパスに移転しました。私たちが行ったときも博物館周辺は道路の整備など工事中でした。博物館の入り口には100歳くらいのヒマラヤスギがあったのですが、この工事で伐採されました。伐採された大木は木片となり、私たちの手のひらに乗ってこのツアーで初めて館内に入ることができました。ワークショップはこの木片に飾り付けをして、その後一緒に館内で木片の記念撮影をするというものでした。木片は私たちの手によって、何か違うものに変わったような気がします。館内を楽しんでくれたかな。
あっという間のバスツアーの1日、今度はあんなことをしたいな、こういうこともできるかな、とまた来ることを願いつつ、ヒマラヤスギと一緒に長崎に帰ってきました。