3rd ステージ活動 「働くことの意義」について校内研修
3rdステージでは、中学2・3年生が9月5日から7日まで、今年もコロナ禍のため、職場体験の代わりに「働くことの意義について真剣に考える校内研修」に取り組みました。
第一日目は、長崎新聞社の事件記者で、本校22期生の古瀬先輩を招いて座談会を開催。遠くコスタリカ、スリランカ、イスラエルにまで取材に出かけたお話や、ノーベル文学賞作家・イシグロカズオ氏に直接取材した逸話などを語ってくださいました。
大切にしていることは、「取材に応じて話してくださる方に対するリスペクト(尊敬の心)を忘れないこと。」多忙な毎日の中でイキイキ働いている先輩の姿に、「カッコイイ!」「働くことのイメージが具体的になった。」という感想が聞かれました。
第二日目は、道徳の授業の後、『プロジェクトX 帝国ホテルの料理長・村上信夫』を視聴。厳しい修行に耐え、フランス留学から帰国後、30代の若さで前東京五輪の選手村の料理長に任命された村上氏。世界90カ国7000人の選手たちに2000種類もの各国料理を提供して絶賛された方です。「苦労の末に自分がゲットしてきた秘伝のレシピを、全国から集まった調理師たちに惜しげなく公開するところがすごい!」一人の人の広い視野に立った働く姿勢が、料理界全体のレベルを押し上げた事実に、感動しきりでした。
第三日目、日本生命から講師をお招きし、実際に将来設計を作成して、「支え合う」ということについて学びました。 「一人暮らしって、こんなにお金がかかるんですね。」「みんな誰かに支えられつつ、誰かを支えて生きているのだと気付きました。」と、学びの多い一日でした。
『創造と自律』期にあたる3rdステージの皆さん、この3日間の研修が、「働くとは?」について深く考え、広い社会的視野を培う一助になったでしょうか?それぞれの将来の夢に向かって、これからも地道で具体的な歩みを続けていきましょうね。